画像のスケーリング (scaling) [画像処理]

記事を共有する:

1. 画像のスケーリング(scaling) とは [概要]

画像のスケーリング(scaling)とは,画像のアフィン変換を用いて,画像を拡大もしくは縮小させる(=scaleさせる),画像変換の1種である.

画像のアフィン変換の変換行列の一般系を確認したい場合は,以下の親記事を参考のこと:

画像のスケーリング (scaling)
図1. 画像のスケーリング (scaling)
スケーリング(Scaling)原点を基準として,対象領域の全点を $x$ 方向に $s_x$ 倍,$y$ 方向に $s_y$倍 の位置の座標に,それぞれ移動させる.

スケール係数$(s_x,s_y)$を用いた,画像のスケーリング(図1)の実行は,同次座標系上で,以下にしめすスケール変換行列 (Rotation Marix)を,画像上の各点に適用することで,実現できる:

\[
\begin{pmatrix} s_x & 0 & 0 \\ 0 & s_y & 0 \\ 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}\]

回転平行移動などの「他のアフィン変換」との合成操作は行わず,スケーリングだけ行うのであれば,わざわざ同次座標系にもちこまず,画像空間上を各点を,それぞれスケール係数$(s_x,s_y)$倍すれば終わりである.

関連書籍

References

参照外部リンク